細胞活性の高い培養上清液を発見
私たちの研究チームは、国立研究開発法人産業技術総合研究所の寺村裕治上級主任研究員との共同研究により、2021年8月から約2年間の努力を重ねてきました。その結果、従来の幹細胞培養上清液と比べて、細胞活性度合いが圧倒的に高い上清液の開発に成功しました。この新しい上清液は、治療用製剤としての実用化を目指す上で、革新的な一歩となります。特許出願を行い、私たちはこの画期的な培養上清液を「U-Factor®液」と名付けました。
※特許出願中
3D自動培養装置完成
2020年より開始されたプロジェクトは、手作業でのフラスコ培養から脱却し、自動培養装置を活用することで、新たな境地へと踏み出しました。この自動培養装置によって、「U-Factor®液」を大規模に生産する方法を確立に成功しました。これにより、コスト削減と供給の安定を実現し、より多くの人々にU-Factor®液を提供できることが可能となります。
U-Factor®液の誕生
こうして、長年の研究開発の結果うまれた幹細胞培養上清液が、U-Factor®液です。
様々な生理活性物質を含むといわれている幹細胞培養上清液を高純度かつ高効率で抽出する方法を確立し、大量に培養、抽出、精製することに成功したU-Factor®液には、無限の可能性が秘められています。
非常に豊富なサイトカインを含有
極めて純度の高い上清液
エクソソーム液よりも高い活性
自動培養装置での大量生産