共同研究パートナー募集
R&D

研究開発について

2023年7月、私たちは従来の幹細胞培養上清液より細胞活性の高い幹細胞培養上清液を発見。これを大量に培養できる自動培養方法を確立し、U-Factor®液として提供を開始、さらなる研究開発に取り組んでいます。

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はじめに知ってほしいこと

新薬開発の国内状況
アンメットメディカルニーズに対する

新薬開発の国内状況

上図は治療満足度・薬剤貢献度(※1)別に見た新薬の開発件数(※2)です。

アンメット・メディカル・ニーズに対する製薬企業の取組み状況を見たときに、第3象限にもあるALS、アルツハイマー病については、一定のパイプライン数はあるものの、治療に対する満足度が非常に低い状況であることが読み取れます。

また、第1象限のアトピー性皮膚炎、クローン病など、満足度と薬剤の治療貢献が高い疾患がある一方で、そのような疾患には、副作用の問題、患者のアドヒアランス不足、薬剤治療効果が不十分な患者様が存在するなど、未だ多くの課題が残されています。

U-Factor®液には多くの成分が含まれており、複合的に作用することで、従来の治療では得られなかった改善を目指し、薬剤開発の幅を広げ、治療の選択肢を増やすべく研究を重ねています。多くの患者さんの生活の質(QOL)の向上に貢献し、未解決の医療ニーズに応えるための挑戦を続けていきます。

※1)2019年度のデータ

※2)2022年5月末日時点

HIS財団による調査結果、各社公表情報、製薬協ホームページ、明日の新薬を元に医薬産業政策研究所にて作成

R&D STORY
01 2023年7月 従来の幹細胞培養上清液より

細胞活性の高い培養上清液を発見

私たちの研究チームは、国立研究開発法人産業技術総合研究所の寺村裕治上級主任研究員との共同研究により、2021年8月から約2年間の努力を重ねてきました。その結果、従来の幹細胞培養上清液と比べて、細胞活性度合いが圧倒的に高い上清液の開発に成功しました。この新しい上清液は、治療用製剤としての実用化を目指す上で、革新的な一歩となります。特許出願を行い、私たちはこの画期的な培養上清液を「U-Factor®液」と名付けました。

※特許出願中

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02 2023年12月 大量培養=低価格化を実現する

3D自動培養装置完成

2020年より開始されたプロジェクトは、手作業でのフラスコ培養から脱却し、自動培養装置を活用することで、新たな境地へと踏み出しました。この自動培養装置によって、「U-Factor®液」を大規模に生産する方法を確立に成功しました。これにより、コスト削減と供給の安定を実現し、より多くの人々にU-Factor®液を提供できることが可能となります。

03 細胞賦活化剤

U-Factor®液の誕生

こうして、長年の研究開発の結果うまれた幹細胞培養上清液が、U-Factor®液です。

様々な生理活性物質を含むといわれている幹細胞培養上清液を高純度かつ高効率で抽出する方法を確立し、大量に培養、抽出、精製することに成功したU-Factor®液には、無限の可能性が秘められています。

  • 非常に豊富なサイトカインを含有

  • 極めて純度の高い上清液

  • エクソソーム液よりも高い活性

  • 自動培養装置での大量生産

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OUR PRODUCT
Features 長年の研究開発の結果うまれた幹細胞培養上清液

「U-Factor®液」の大きな特徴

当社独自の技術とノウハウが詰まった「U-Factor®液」は、非常に豊富なサイトカインを含有しており、さらに乳酸やアンモニアなどの不純物や変性物質を徹底的に除去した、極めて純度の高い上清液です。

また、当社はこの「U-Factor®液」を独自の自動培養装置で大量生産し、特殊な培養上清液原液を用いて目的外タンパクを除去する工程を確立しました。その結果、細胞への影響や活性度合いを測定する実験において、上清液原液がエクソソーム液よりも活性を高める効果を確認しました。(折れ線グラフ)

当社は、この「U-Factor®液」を様々な疾患の治療に応用していくことを目指しています。

U-Factor®︎液の精製工程
U-Factor®︎液の精製工程
細胞活性実験結果
細胞活性実験結果
Pipeline

開発パイプライン

  • 様々な難治性疾患で

    U-Factor®液の研究開発を推進

  • 他大学や外部医療機関と

    積極的な共同研究開発

  • U-Factor®液の製剤化と同時に

    特定臨床研究も推進

当社は、U-Factor®液を用いた基礎研究や特定臨床研究を他大学や医療機関と積極的に連携して推進しています。特に、難治性疾患に対する治療法の開発を目指し、細胞再生や組織修復の実験を行っています。国内外のトップレベルの研究機関とin vivo、 in vitroでの共同実験を進め、最先端の技術と知見を取り入れています。前臨床試験や、安全性と有効性を確認するための臨床試験も計画的に実施し、U-Factor®液を基盤とした治療法の早期実用化を目指しています。

U-Factor®液が患者様の生活の質を向上させることを確信し、引き続き研究開発に全力を注いでまいります。

2024.06.30更新

疾患 項目 2024年 2025年
1月~3月 4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月 4月~6月 7月~9月 10月~12月
ALS 特定臨床研究 前向き研究 大規模臨床研究
基礎研究 東京慈恵会医科大学と共同研究を実施しております。
パーキンソン病 基礎研究 東京慈恵会医科大学と共同研究を実施しております。
ドライアイ 基礎研究 慶應義塾大学医学部と共同研究を実施しております。
非臨床試験
緑内障 基礎研究 慶應義塾大学医学部と共同研究を実施しております。
脳動脈瘤 基礎研究 東京女子医科大学と共同研究を実施しております。
関節リウマチ 基礎研究 共同研究機関を募集しています
クローン病 基礎研究 共同研究機関を募集しています