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OVERVIEW
研究の背景
1. ALSとは
ALSは、運動ニューロンが選択的に障害される進行性の神経変性疾患であり、有病率は人口10万人あたり約6人と言われています。ALSは、徐々に筋力が低下することにより運動機能が低下し、最終的には呼吸筋を含む全身の筋肉が麻痺します。治療法は確立されておらず、病気の進行を遅らせる薬剤が一部で使用されているのみで、根治的な治療法の開発が急務となっています。
2. パーキンソン病とは
パーキンソン病は、中脳の黒質に存在するドーパミン神経細胞が徐々に減少することにより、運動機能が障害される慢性進行性の神経変性疾患です。有病率は65歳以上の人口の約1%とされています。症状としては、手足の震え、筋肉のこわばり、動作の遅れなどが挙げられます。症状の進行を完全に抑えることは難しく、治療法の改善と新たな治療法の開発が求められています。
本研究では、当社が開発したU-Factor®液を使用して、ALSおよびパーキンソン病の治療と進行の抑制に関する効果検証を行う予定です。
TIMELINE
幹細胞培養上清液を用いたALSおよびパーキンソン病の基礎研究を開始
本研究では、U-Factor®液を、東京慈恵会医科大学に提供し、ALSおよびパーキンソン病に関する様々な基礎実験を行う計画です。上述の通り、有効な治療法が存在しないALSおよびパーキンソン病の治療と進行の抑制に関して、U-Factor®液の有効性・可能性を検証します。
- U-Factor
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- 研究に必要な費用や幹細胞培養上清液の提供
- 東京慈恵会医科大学
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- 研究テーマの検討や設定
- 研究の実務運用