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特定臨床研究 ALS(筋萎縮性側索硬化症) with ひとのわメディカル
本特定臨床研究では、ALS患者を対象に「U-Factor®液」の安全性と有効性を評価します。
- 研究名称
- ALSに対する乳歯歯髄幹細胞培養上清液の投与による安全性と有効性の検討
- 特定臨床研究実施計画番号
- jRCTs031230731
- 研究期間
- 2024年3月25日 - 2025年12月31日
- 対象者
- ALS患者
- 研究実施施設
- ひとのわメディカル
- 研究代表医師
- 瀬田康弘
- 試験薬剤
- U-Factor®︎液
U-Factor®︎液の投与による安全性と有効性の評価
本特定臨床研究の前段階として、ひとのわメディカルでU-Factor社の乳歯由来歯髄幹細胞培養上清液「U-Factor®液」の投与による後ろ向き研究が行われ、その安全性と有効性が良好な成績を収めました。そこで、この特定臨床研究を計画し、開始することになりました。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは
ALSは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力が無くなり、それらの機能が失われていく病気です。運動神経(運動ニューロン)が主に障害を受け、その結果、脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなります。その一方、からだの感覚、視力や聴力、内臓機能などは全て保たれることが普通です。発症後は進行が止まることはなく、3~5年で死に至る深刻な病気です。世界のALS患者数は推計で約456,000人、日本国内では約10,000人と推定されており(一般社団法人 日本ALS協会より)、毎年1000人~2,000人が新たに診断されています。ALSに対する有効な治療法はなく、難病指定されており、アンメットメディカルニーズ(未だに有効な治療方法がない疾患に対する医療ニーズ)の代表例と言われております。
2014年頃、ALSアイス・バケツ・チャレンジという運動(ALSの研究を支援するためにバケツに入った氷水を頭からかぶるか、ALS協会に寄付する運動)がSNSを中心に社会現象にもなった疾患です。
ひとのわメディカルにU-Factor®を提供、ALS特定臨床研究に取り組んでいます。
今回、私たちはALSに関する臨床研究を行い、その知見を世界に向けて共有することで、難病に苦しむ患者様への新たな治療選択肢を提供し、医療の進歩に貢献していきたいと考えています。ひとのわメディカルは、患者様と共に歩む医療機関として、再生医療の分野でのさらなる発展を目指し、研究と治療の両面で世界に貢献してまいります。
ひとのわメディカル院長
瀨田 康弘
ひとのわメディカル
- 設立
- 2020年10月
- 代表者
- 瀨田 康弘(院長)
- 所在地
- 東京都千代田区六番町1番7号 K .PLAZA2階
- TEL
- 03-6272-8181
- 理念
- ひとのわメディカルは、「再生医療×難病」を軸に、「患者様に寄り添い、一緒に病気と向き合う」医療を提供している医療機関です。2020年の開院以来、幹細胞培養上清液を使用して、難病の一つであるALSや脳梗塞、認知症に対する治療を行っています。再生医療の技術を用いて、患者様、そのご家族、そして医療従事者が一つの輪になり、病気と向き合っております。